からだ美人

本物の「塩」を摂る

  • 2012.1.23

世界の四大文明といえば、メソポタミア、インダス、エジプト、中国ですが、古より「塩」と文明には深い繋がりがあり、文明が栄えたところには必ず塩の生産地がありました。 また「全ての道はローマに通ず」と言いますが、その中でも最も古いとされているのが、「塩」を古代ローマに運ぶために建設された「塩の道」です。道の建設に携っていた兵士や奴隷には給料として塩が支給されていたとも言われており、その当時の人々の生活にとって「塩」がどれほど貴重なものであったかを窺い知ることができます。今回は、私達の生命活動とは切っても切れない関係にある「塩」についてお話をして参ります。

「塩」には、防腐効果がある

現在のように冷蔵保存する手段がない時代においては、食料を腐らすことなく長期保存することは死活問題でした。そのため「塩」は、その浸透圧による防腐効果を利用して食料を保存のために用いられてきました。塩鮭、塩サバ、たらこ、数の子、塩辛などの魚の塩物、梅干しや野菜などの漬け物、そして味噌、醤油など、日本古来の多くの食品には、塩の持つ防腐効果が利用されています。また、現在のように輸送手段が発達していない時代においては、遠く離れた所に食品を運ぶためには長い時間を要したため、「塩」の持つ防腐効果は必要不可欠なものだったのです。

「塩」には、細胞の働きを活発にし、そして血液を浄化する働きがある

ところが最近では、「塩」の摂り過ぎは高血圧症や心臓疾患の成人病の原因になるなどと言われ、何でもかんでも「減塩すれば健康になる」などといった減塩ブームが蔓延してきていますが、反対に「塩」が不足することによって細胞の新陳代謝が低下し、却って身体のバランスを崩してしまうことに成りかねないのです。
「塩」は、体内に入ると塩素とナトリウムに分れて体重の60~70%を占める水分に溶け込みますが、細胞の中の水分には入り込まず、あくまでも細胞の外にある血液やリンパ液に溶け込むことによって、身体の水分量を調整する仕事をしています。体内に取り込まれた「塩」は、ナトリウム、塩素などのミネラルイオンに分かれて細胞に必要な栄養を取り入れ、そして不要な老廃物を排出する、いわゆる新陳代謝を担い、そして細胞の働きを活発化して血液を浄化します。ですから、塩分不足になると「物質交換」が滞り、細胞が衰弱し生命活動が低下してしまうのです。

「塩」には、熱を生み出し毒を消し、そして筋肉を締める力がある!

また「塩」には、体内で熱を発生させる働きがありますので、「塩」の摂取をむやみに制限し過ぎることによって身体を冷やし、免疫力、あるいは自然治癒力を低下させてしまうのです。例えば、気温が高かったり激しい運動などで体温が上がりすぎると汗をかきますが、それは発熱体である「塩」を体外に排出することにより、体温を下げて体温の調整をしようとする働きによるものです。反対に気温が低くなってくると、体液中の水分を取り除いて塩分濃度を高めようとします。ですから、身体が冷えてくると「おしっこ」が近くなるのは、体内の水分を排出することによって体内の塩分濃度を高めて熱を生み出し、身体を温めようとするからなのです。その他にも、「塩」には体内から有害物質を排出する働きや筋肉を締める働き、そして血液が酸性に傾くのを防ぐ重要な働きを担っています。

自然塩と食塩の違い

日本人は古来より、海水を煮詰めて濃縮した食用の「塩」を作ってきました。ところが、あろうことか現在の日本人は、命の源ともいえる「塩」を摂っていないのです。 「えっ? 塩は、毎日摂っているけれども...」と皆さんは思われるかもしれませんが、実はそれは本物の塩ではなく、ミネラルを含んでいない塩化ナトリウムが99%の「食卓塩」を摂っている可能性が非常に高いのです。日本人の多くが深刻な高血圧に悩まされるようになったのは、実はこの「食卓塩」を食すようになってからだとも言われています。一度、ご家庭にある食卓の塩を確認してみて下さい。

各オフィスにて販売している『瀬讃の塩』は、海水をそのままに詰めて作る古式製塩法によるミネラル豊富な究極の純国産の自然海塩です。本物の「塩」は身体の細胞の働きを正常にし、血液を浄化してくれます。「塩」は人間にとって欠かせないものだからこそ、よい自然塩をしっかり摂りたいものですね。